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社会参加をめざす日本語教育
 —社会に関わる、つながる、働きかける
知識の習得にかたよる日本語教育から、学習者の社会参加をめざす日本語教育へ。
日本語教室で行われた3つの授業実践を、さまざまな角度から分析します。
 学習者が「クリティカルな」視点を持つことをめざした授業や、ブログやポットキャストを使った新しい活動など、新しい授業のアイデアを理論的な裏づけとともに提供。日本語教育の今後を提供する1冊です。

 日本語教育の現状における様々な問題点を乗り越えるために日本語教室で行った実践を「社会参加」をキーワードとして分析、考察したものです。カタカナ、ブログ、ポッドキャストプロジェクトの3つの実践から構成されており、様々な視点から実践を分析しその可能性と問題点を考えています。このような学際的な協働思考の試みを一冊の本にすることで、「社会参加」を目指す日本語教育の新たなビジョンを読者に提供します。


編者:佐藤慎司、熊谷由理
出版:ひつじ書房

目次

まえがき
はじめに─この本の読み方ガイド

第1部 「英語教育」の現実と可能性
1、何気ない日常に学ぶ教師のすごさ  柳瀬陽介

第2部 ようこそ授業の現実へ
第1章 小学校英語教育の産みの苦しみ
1、言語教育としての英語教育  宇江裕明
2、地域で創り上げる小学校英語教育  横溝紳一郎

第2章 変化めまぐるしい中学生を教える
1、1年生とどう出会う?   道面和枝
2、2年生とどうつきあう?  上山晋平
3、中学3年生をどう育てる?  大野理智子

第3章 高校でのさまざまな実践
1、「反省的実践」の実態とは  山岡大基
2、「教育困難校」での苦労と喜び  福水勝利
3、人生というスパンで考える生徒の成長  組田幸一郎
4、「進学校」での喜びと苦労 1   麻生雄治
5、「進学校」での喜びと苦労 2   阿部清直

第3部 英語教師の意味ある人生
第4章 教師人生のスタート
1、初めての教員採用試験  組田幸一郎
2、教員になって初めの半年間  出口賢一
3、臨任での学び  奥住桂
4、新任英語教師の実際  矢原孝則
5、民間企業からの転職  山谷千尋

第5章 教師人生の本格化
1、最初の担任  兼田幸恵
2、2巡目の担任をする頃  大塚謙二
3、教員集団の「中堅」になる  福島昭也
4、中学校と高校を経験して  高橋圭
5、英語教師の大学院入学  奥住桂

第4部 職業人としての学び
第6章 縦と横のつながりを大切にする
1、歴史的感覚を身につける  江利川春雄
2、ネットワーク感覚を身につける  奥住桂・組田幸一郎・柳瀬陽介
第7章 特別エッセイ
1、教師としての資質  組田幸一郎
2、自分を高め続けること  樫葉みつ子
3、歩く人が多くなれば、それが道になる  加藤京子
4、目の前の生徒の教師になるということ  蒔田守
5、ずっと覚えておいてほしいこと  中嶋洋一

あとがき
執筆者・編者紹介




<編者紹介>

佐藤慎司 コロンビア大学東アジア言語文化学部日本語科講師(2011年7月よりプリンストン大学)。
熊谷由理 スミス大学東アジア言語文学学部客員助教授。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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