| ●ガリレオ・ガリレイ |
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| ▼2003年3月10日掲載 |
| リンチェイ学士院会員フランチェスコ・ステッルーティ氏よりガリレオ氏へ その2 |
新しき領土をみつけしひとびとは、われわれにのみ新奇なる、ものもたらせしにすぎぬなり。なぜかとならば海路もて、すでにわれわれより早く、その地に到達せし東方の、ひとびとにとりてこの土地は、それまでに未知の領土では、夢なかりしによりてなり。しかるをさらにかしこき汝こそは、誰より先に、万のひとに新しき、かの世界をば、はじめて発見したるなり。
汝の発見せし遠眼鏡、ひとかたならぬ義理をばひとびとは、感ずべきとぞ思わるる。そはこのこわれやすきガラスにて、天のはてまではやばやと、軽く達することのできるゆえ。
また天さえも、同じほど、義理をば汝に負うている。なぜなら天の胸元で、星は一層輝きて、明るく大きく見えるよう、汝のおかげでなりしゆえ。
もし汝、眼を輝かせ、高き天、その軌道詳しく探らねば、天はかつてのときのまま、その姿をばとどめねば、ならぬことにじなりしゆえ。
かつてわれらにかくされし、天体をば、金の髪、それによって飾りたて、運動と位置、価値と名を、与えしひとは、汝なり。
かくて何時の鋭き視力に助けられ、天ははえある栄光を、獲得せしことにぞならん。それゆえ天は返礼に、死が汝をば忘却の、淵に沈めること認めずに、天の回転のつづくまで、汝が名誉かげりなく、輝く栄光の光もて、汝を照らすことをば約束す。
「ガリレオ」豊田利幸 責任編集 中央公論社 より
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| 過去の掲載 |
| ■リンチェイ学士院会員フランチェスコ・ステッルーティ氏よりガリレオ氏へ |
2003年2月20日掲載 |
| ■図書「ガリレオ・ガリレイ」の紹介 |
2003年1月30日掲載 |
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