●考えるヒント・今日の言霊
―始めに言葉ありき、言葉は神なり―
偉大な先人たちが残した様々な言葉は現代でも脈づき、私たちの目からウロコを取り払ってくれます。そんな「言霊」たちを紹介し、ビジネス・私生活に役立つ考えるヒントを解説します。1日の心のお供に「今日の言霊」いかがですか?
▼2008年6月22日掲載
芥川 龍之介

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創作は常に冒険である。
所詮は人力を尽した後、天命に委かせるより仕方はない。
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■考えるヒント
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◇「人事を尽くして天命を待つ」。最近の私たちは、どうも全力で何か
に取り組む前に、何かに頼って、全力の一歩手前で力を抜いてしまうよ
うなところがある。


◇私たちが、何かを成し遂げようとする時は、ゴール直前まで必死に前
進して、最後の最後は、命懸けの飛躍を試みる。これが、今日の言霊の
言う「冒険」に当たるのではないか。そして、それが、「天命に委かせ
る」ということではないか。だから、最後の最後まで必死に力を尽くし、
そしてどうしても超えられないものに向かって飛び込んでいって、はじ
めて何かが成し遂げられるものではないだろうか。


◇いつの頃からだろうか、私たちは、努力とか根性とかいう言葉を毛嫌
いして、使わなくなった。努力や根性は、カッコ悪いものだと思うよう
になった。しかし、努力とか根性の対極にあるような創造力も結局は、
最後の最後まで必死にもがいてもがいて、その先に何かを見つけて、ど
こまでも見えない道筋を何とか辿って行くようなものではないだろうか。
ヒラメキの前に努力や根性がいるのではないだろうか。


◇人事を尽くすとは、自分のあらん限りの力を出し尽くすということだ。
その先に、自分以上の何かが働いて、物事が成し遂げられるようになっ
ていくのだ。このことを私たちは、忘れないでおこう。自分の努力の前
提があってはじめて、「天命」がその努力に報いてくれるのだ。





  作者:中土井鉄信   
 (合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)
  HPアドレス:http://www.management-brain.co.jp/

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