●教育とコンピュータ
コンピュータについて、もう一度考え直してみませんか。そんな本の紹介です。
▼2004年 3月20日掲載
パソコンを隠せ、アナログ発想でいこう!その9
「価値あるものには困難が伴う」
  今日、ハイテクの世界では、われわれは自らの成功の犠牲となっている。テクノロジーが主導的に常に新しく、より速く、より強力なシステムをおしつけてくるがままにさせてきた。そして、休んだり、熟慮したり、なぜ、どのように、誰のためにこれらのエネルギーが費やされてきたのかをじっくり考えたりする瞬間もなかった。その過程で多くのすばらしい技術的飛躍もしてきたが、人間性を取り残してきてしまった。人間性のかなりの部分はテクノロジーからうとんじられ、テクノロジーを気にし、恐れ、その将来におびえているのである。これを同じ感情が、テクノロジーについて目先が利き、自称テクノロジーの友人でその生みの親でもあるわれわれの仲間内でさえも普通になりつつある。テクノロジーのためのテクノロジーは、進むべき道ではない。
 良い方法がある。人々とかかわり、タスク中心で、人間中心のシステムを作ることは可能なのだ。だがそのためには、ハイテクビジネスがものごとのやり方を変え、人々の活動に合った簡潔なテクノロジーへ移行することが必要である。人間のニーズに重点をおき、人々のために開発に力を入れるように変化することが必要である。こういう変化は努力無しにはできない。それには開発において技術面,マーケティング面と同じくらいに、社会的側面を含むような製品開発の新しいプロセスが必要である。開発の場に新しい専門分野,ユーザー経験を持ち込むことが必要である。そして、この新しい専門分野が直面する課題に対する期待に応えなければならない。
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「パソコンを隠せ、アナログ発想でいこう!」                                           著者:Dr・ノーマン(新曜社)より                   
                                               
過去の掲載
「パソコンを隠せ、アナログ発想でいこう!」その8 2003年12月20日掲載
「パソコンを隠せ、アナログ発想でいこう!」その7A 2003年 8月 5日掲載
「パソコンを隠せ、アナログ発想でいこう!」その7@ 2003年 7月10日掲載
「パソコンを隠せ、アナログ発想でいこう!」その6 2003年 6月20日掲載
「パソコンを隠せ、アナログ発想でいこう!」その5 2003年 5月20日掲載
「パソコンを隠せ、アナログ発想でいこう!」その4 2003年 3月10日掲載
「パソコンを隠せ、アナログ発想でいこう!」その3 2003年 1月30日掲載
「パソコンを隠せ、アナログ発想でいこう!」その2 2003年 1月15日掲載
「パソコンを隠せ、アナログ発想でいこう!」その1 2002年12月25日掲載
「コンピュータが子供たちをダメにする」 その2 2002年12月10日掲載
「コンピュータが子供たちをダメにする」 その1 2002年11月25日掲載
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