「総合的な学習の時間」の学習評価
現在ほとんどの小中学校で「総合的な学習」の実践が行われている。しかし、この時間の学習評価はどのように行われているのだろうか。教育課程審議会の答申や、指導要録の改善通知文の中に「総合的な学習の時間」の評価のあり方が示されている。ここで示されている方向性からは、子どもの成長をきめ細かく捉え、読みっとっていく必要性をうかがい知ることができる。ところが、多くの学校に聞いて見ると、「総合的な学習」の評価はおろか、学習評価についての知識を意外と教師が持ち合わせていないことに驚かされる。
「ポートフォリオ」さえ導入すれば、「総合的な学習」の評価ができると安易に思い込んでいる学校も多い。「ポートフォリオ」は有効な教育評価の手法となりうる可能性を持っているが、それだけで万全な評価ができるわけではない。また、指導要録の改善通知の中にも、ポートフォリオを導入せよとは示されていない。各校が「総合」における自校の児童や学校の実態を踏まえた目標を明確にし、その目標から評価の観点を設定し、学校各々の「総合的な学習」に適合した評価を行っていくことが大切ではないか。さらに、個人内評価や生徒の自己評価、教師と生徒が話し合いながら、教師にとっても生徒にとっても有効な評価のあり方を考えていかねばならないと思うが、いかがなものか。(6/19) |