薬物乱用の「リアルな」現状伝える

関東学院高等学校にて薬物乱用防止講演開催


▼2009年10月25日掲載
            薬物乱用の「リアルな」現状伝える

関東学院高等学校にて薬物乱用防止講演開催

著名人の薬物乱用が表面化し、社会に大きな衝撃を投げかけている。その影響力による社会的責任の大きさは計り知れない。また、9月には本来法律を守るべき立場にある、弁護士(札幌弁護士会副会長)が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されており、事態は深刻化している。
警視庁によると、全国の警察が1月から6月に覚せい剤で検挙した人数は5384人。昨年の同期比で13.1%減った。
しかし覚せい剤の押収量は6.4倍と激増している。最近では芸能人の酒井法子被告や押尾学被告などの事件を受け、警視庁と芸能関係の業界団体はともに「薬物乱用根絶のための意見交換会」を開いている。
現在、薬物はその呼び名、形状を変えて蔓延している。加えて、脱法ドラッグの存在は、「薬物はかっこいい、おしゃれ、スマート、一回だけなら大丈夫」などといった間違ったイメージを創りだすとともに、売人の巧みな誘惑は安易な薬物乱用に一層拍車をかけている。
薬物のない世界のための財団・日本支部(以下 財団・日本支部)では、こうした現状を解決に導くには、まず薬物の正しい知識をもたらし、それによって薬物をやらないという自己判断へと導くことであり、中でも教育における啓発は最も重要であるとし、2007年より関東の中学校で薬物乱用防止講演を開催し、約5,000人の生徒への講演提供を通して啓発を行っている。
2009年に入り、さらに講演依頼が増えるとともに、現場の教師に対する啓発の必要性の高まりから、8月には株式会社 教育新聞社の後援により、教育者向けの薬物乱用防止研修会も開催している。
 このような一連の薬物乱用防止啓発活動において、去る10月13日(火)関東学院高等学校(神奈川県)にて薬物乱用防止講演が開催され、森 真澄(財団の専任講師)氏が薬物について、その現状と身体的、精神的影響を映像を通して、また実際の逸話を含めながら講演を行った。薬物の影響は、米の研究者、L.ロン ハバード氏の長年にわたる薬物の研究データに基づいて説明された。
 財団・日本支部が強調しているのは「薬物乱用問題は、誰にとっても現実に起こりうる状況だということを伝え、自分の人生、友人の人生にリアルな問題である」という認識をもたらすことであると同時に、薬物に対して正しい知識を持つことを通して、自己判断で薬物をやらない、そして周りの人にもやらせないよう導くことにある。
この日の講演に参加した生徒は講師の言葉に熱心に耳を傾け、教師からも「分かりやすく、教師にとっても勉強になった」というコメントがあった。また、生徒からは「薬物はやらないと決めた」という感想を受け取っている。
「生徒のみならず、教師、大人、より多くの人が、薬物は他人事ではないという意識を持つこと、そして正しい知識を持つことで、状況に変化をもたらすことができる。一人でも多くの人に薬物の真の知識を知ってほしい」と財団・日本支部のスタッフは語る。
 尚、財団・日本支部では今後も学校での薬物乱用防止講演の講師派遣を強化するとともに、薬物乱用者の実際の声と薬物の知識を収録したドキュメンタリーDVD「真実を知ってください 薬物」をリリースしており、各専門機関、教育者、メディア、個人に対して配布し、効果的な活用を求めていると同時に、今後は主要な薬物の種類ごとの詳細な情報を満載した小冊子シリーズもリリースされる予定。

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